二重切開(全切開)/眼窩脂肪除去 ROOF除去

半永久的な二重が叶う
「切開法」とは

半永久的な二重が叶う「切開法」とは瞼の皮膚を切開し、瞼の内部の組織を処理して二重を作成する方法です。
切開法では、まぶたの内部構造を天然の二重まぶたの構造に近づけ、半永久的な二重まぶたを形成します。
以下のような状態のまぶたでも対応可能です

  • 皮膚のたるみが多い
  • まぶたの厚みが強い
  • 眼瞼下垂で下がっている

など

このような方におすすめです

  • 埋没法ではすぐに二重が取れてしまう方
  • 二重が取れない半永久的な効果がほしい方
  • まぶたが厚く重めの一重から二重にしたい方
  • 平行型二重を希望の方
  • ある程度幅の広い二重ラインを希望の方

など

切開+目の脂肪を除去する
「眼窩脂肪・ROOF除去」

目の上の脂肪は眼窩隔膜の内側にある眼窩脂肪と、外側にあるROOF(ルーフ:隔膜前脂肪)で構成されています。
それぞれの脂肪の位置と除去方法は以下の通りです。

脂肪の種類 位置 除去方法
眼窩脂肪 【上まぶた】
2つの区切られた部屋の中に存在
【下まぶた】
3つの区切られた部屋の中に存在
柔らかいので、切開時に容易に切除は可能
ROOF
(隔膜前脂肪)
上まぶたの眼輪筋の下、眼窩隔膜の前に存在 眼窩脂肪に比べると硬いため剥離して除去

このような方におすすめです

  • まぶたが腫れぼったい

切開法で二重になる仕組み

通常、目の開きは眼瞼挙筋(目を開く筋肉)が挙筋腱膜という膜を介して瞼板(眼球を保護する軟骨のような線維性の組織)を引き上げて行われます。
切開法では二重にしたい位置を挙筋腱膜や瞼板に癒着させます。
すると、目を開くという動作と連動して、二重のラインが引き込まれて二重を形成します。

当院で行う二重切開の術式

全切開

当院で行う二重切開の種類

皮膚を切開して内部の処理を行い、癒着をつくり二重を形成するため、埋没法と違って糸が緩んだり取れたりする心配はなく、半永久的な二重ができあがります。
また、二重の形成とともにまぶたの脂肪やタルミも取ることができるため、ぱっちりとした大きい目になります。

当院では、少なからず発生する可能性のある術後の後戻り(ラインがうすれてくること)を
解消するために、独自の方法で二重切開を行っています。この方法は初回は第135回関西形成外科学会でも報告いたしましたが、今後さらに発表の機会がありましたら他の学会でも報告させていただきます。

切開法には部分切開と全切開がありますが、当院では全切開で行っています。
その理由は、全切開の方が圧倒的にメリットが大きいからです。
全切開を行っても傷をキレイに縫合すれば結局は時間とともに切開線はわからないくらいになります。私は二重瞼の作成は切開法が第一選択だと考えています。術後の後戻り現象が埋没法と比べて明らかに少ないですし、実際に瞼の内部を観察して手術するわけですから、目の開きの微調整や脂肪組織の調整も可能ですし、皮膚にタルミがある場合には皮膚の切除も行うことができるからです。仮に術後に修正が必要と判断した場合には、修正も行わせていただきます。

当院で行っている二重切開は次の通りです。

まずご希望の二重になるようにデザインを行います。
皮下に局所麻酔を行います。
局所麻酔が終わればその後の痛みはありません。
皮膚を切開します。タルミがある場合は皮膚切除を行います。
過去の埋没法の糸が見つかれば抜糸を行い、瞼に厚みがある場合は眼窩脂肪やROOFを切除します。逆に瞼が薄く目の上のクボミが強い場合は眼窩脂肪をROOFに固定します。 そして挙筋腱膜を皮下眼輪筋と固定し二重を作成します。
手術時間はおよそ60分程度で、術後はすぐに帰宅可能です。

大事なポイントは、以下の通りです。
  1. 骨格や解剖に合った二重幅を選択し、決して無理はしない。
  2. 術前にしっかりとイメージのすり合わせを行う。
  3. 術後ダウンタイム中は、瞼をこすらない。メイクを落とすときはやさしくクレンジングする。

目頭切開

目頭を切開して蒙古ヒダをすっきりさせる方法です。
目を大きな印象にすることや目と目の距離が離れている場合、理想的な距離に近づけられます。
目頭から二重を見せたいときにも効果のある施術です。

目頭切開について詳しく

目尻切開

目を外側横方向に広げる方法です。
また、たれ目形成を併用することでより大きな目を先性することが可能となります。

目尻切開について詳しく

たれ目形成

下まぶたの最も下げたい部分を最大に下方に皮膚切除して白目の部分を大きくすることで、たれ目を形成します。
切除量の調節も可能で、目の縦の幅を大きくすることができます。

たれ目形成について詳しく

切開法のリスク・副作用・
ダウンタイム

切開法のダウンタイム期間は2~3週間程度です。
メスで切開するため、埋没法に比べてダウンタイムが長くなります。

術後は6~8日目に抜糸を行い、その次の日からメイクが可能です。
1か月で70~80%完成し、3か月から6か月(完成のタイミングは個人差が生じます)で完成いたします。
細部の浮腫みや傷の正常化などは場合によっては1年程度の経過が必要になることもあります。また瞼は非常に可動性のある皮膚で覆われています。経年的変化により、元々二重であった人と同じように、二重が変化することも考えられます。

症状 まぶたの痛みや腫れ、熱感、内出血
つっぱり感、感覚の違和感など
腫れのピーク 約1週間
二重が完成する
までの期間
半年から1年程度

二重切開の施術の流れ

Step.1カウンセリング

医師とのカウンセリングで理想の二重ラインや形などの要望をおうかがいし、まぶたの状態を確認します。
ご希望と実際の結果に差が出ないよう、シミュレーションをします。

Step.2麻酔後、切開

施術当日は麻酔のあと、カウンセリングをもとにデザインしたマーキングに沿って切開し、皮膚と眼輪筋を切開し場合によっては切除します。
まぶたが厚いなどの場合は、必要に応じて眼窩脂肪も切除します。

Step.3皮下組織の縫合・固定

切開部より挙筋腱膜や瞼板と皮下組織を縫い合わせ、状態に応じて数カ所固定します。

Step.4皮膚の縫合

最後に切開部の皮膚を縫い合わせ(外縫い)をします。
施術自体は60分程度で終わります。
後日、抜糸や定期検診のため1~2回ほど通院いただきます。

二重切開で失敗したら
どうなる?
後戻りの原因は?

二重切開で失敗したらどうなる?後戻りの原因は?二重切開法の失敗には、大きく分けて以下の2通りが考えられます。

  • 二重ラインの問題
  • 術後のまぶたの腫れなどの問題

切開の失敗例

二重ラインがイメージ通りでない
  • 幅が希望通りではない
  • 平行型になっていない
  • 左右差がある
  • 二重ラインと眉毛が近すぎる
  • 二重ラインと睫毛の間が膨らんで見える
  • 予定外重瞼線(or 三重)の問題
  • ラインの下にスジ状のラインができている

など

まぶたの腫れ
  • 二重ラインが消えた
  • 傷跡が目立つ
  • 内出血や腫れが長期間続く
  • 二重ラインの上の皮膚が厚く見える
  • 糸が露出してきた(上記にもありますので削除)
  • 上睫毛が上がっていない

など

失敗する原因

シミュレーション・
見極めが不足していた

シミュレーションでは、二重幅の提案や理想のすり合わせだけでなく、通常の二重切開法で二重になるかどうかを見極めなければなりません。
生まれ持った目の構造によっては二重切開法では二重にならない場合もあり、見極めが大切です。
場合によっては、手術をおすすめしないこともあります。

ドクターの技術・
説明が不足していた

「二重切開法での二重は絶対取れない」というわけではありません。
二重切開法であっても二重ラインが取れてしまう場合があります。手術中の見極めと、しっかりと二重の仕組みを作成することが大切です。
ドクターの技術力を確認するためにも、説明をしっかり受けて、ご自身もよく理解したうえで施術を受けましょう。

内部組織の処理が
不適切だった

取れない二重ラインを構築するには、目を開ける仕組みに対して、内部組織の処理をしっかり行い、癒着するべき場所にしっかりと癒着させることが必要です。
適切な処置を行うことで強固な二重ラインが形成できます。

料金

二重全切開法
(1年保障込み)
330,000円

※税込価格です。
※片目の場合、60%料金

よくある質問

施術したのは他人にばれますか?

手術後はしばらく腫れがあったり、傷跡が目立つ期間がありますが、腫れが治まり、傷が目立たなくなると、手術を受けたことがわからないほどになります。
ただし、二重幅を不自然に広くするとばれると思います。
腫れや傷跡の回復には個人差があり、腫れは1か月から3か月程度、細かな腫れは6か月傷跡は数か月から1年程度かかることが一般的です。

いつから顔を洗えますか?

二重切開手術後は、石鹸や泡が傷にかからないように洗顔してください。浴槽にたまったお湯を傷にかけると雑菌がついてしまいますので、抜糸までは気をつけてください。また、あまり強くさわると二重の仕組みが崩れたり(癒着が取れるリスクがあります)、傷の治りが遅くなるので、ご注意してください。抜糸が終わった翌日からは、石鹸や泡がかかっても大丈夫です。

入浴はいつから可能ですか?

手術後は、身体を温めすぎると内出血の治りが長引いてしまいますので、内出血がある場合は控えたほうが良いでしょう。シャワーは直後から問題ありません。

メイクはいつから大丈夫ですか?

手術部位の傷以外のところはメイクしても大丈夫ですが、傷付近の瞼のメイクは、術後7日目の抜糸が終わった翌日から行ってください。

傷跡が目立つ期間はどれぐらいですか?

個人差にもよりますが、1か月で目立たなくなることもありますが、おおよそ3か月と考えていただいてよいかと思います。完全に傷がシワのようになるには、半年から1年程度かかることが多いです。

痛みはどれぐらいですか?

痛みは、最初に行う局所麻酔時にあるくらいです。局所麻酔の際の痛みを軽減させることができるのが笑気麻酔というものです。マスクからでる笑気を吸いこんで、意識がボーっとしているときに局所麻酔を行うます。術中に痛みが生じた場合は、局所麻酔を追加して、痛みのない状態で手術を行います。

当日の手術は可能ですか?

ご予約の状況になりますので、事前にご相談下さい。

手術の傷跡は目立ちますか?

二重切開手術は皮膚を切るため、しばらく傷跡が残ります。ただし、傷跡が目立つかどうかは個人差が大きくあります。前述の通り、3か月から半年~1年程度でシワのような状態にはなりますが、傷跡がきになるというのは主観的な要素もあると思います。当院では、なるべく傷が目立たない方法で縫合しております。

皮膚をどのくらい切りますか?

二重切開手術において、皮膚を切る長さは個人によって異なりますが、全切開でおこなっておりますので、切る長さは平均25mm、皮膚切除を加えた場合や、タルミとりを行った場合はこれよりも長くなります。

二重切開での末広と平行、難易度は変わるのですか?

二重切開において、末広型と平行型で難易度はお客様のまぶたの状態によって変わります。主に、目の周りの筋肉(眼輪筋)と蒙古ひだの発達程度が影響します。蒙古ひだが全くない方の場合は、末広型の二重を作るのが非常に難しいです。一方、蒙古ひだが強く発達している方の場合は、幅が狭い平行型二重を作るのが非常に難しいです。個人の特徴に合わせて最適な二重を作るためには、熟練の技術が必要となります。詳しくは、カウンセリングでお目元を拝見させていただいてシミュレーションを行っています。

手術後1ヶ月して、二重幅を0.5mm広げることは可能ですか?

手術後1か月はまだ修正のタイミングではありません。まだ二重幅が変化するからです。完成をまって(早い方は3か月、通常は6か月)二重幅を広くすることは可能です。この場合は、再度二重切開術を行うことになります。

週間前に二重切開手術を受けた際、二重幅が広くなって不安です、、、

二重切開手術後1週間であれば、まだまだ腫れがあっても当然でございます。特に術後は不安や心配もあると思いますが、必ず落ち着いてきます。手術後の経過は個人差があるため、じっくりと経過を見守りながら、まぶたの腫れや形の変化を確認していくことが大切です。不安を感じる場合は、医師に相談してください。

二重埋没法と同じ二重幅で二重切開法をすると幅は狭くなりますか?

二重埋没法と同じ幅で作成すると、幅が広くなってしまうことがあります。したがって、その場合はカウンセリングで慎重にシミュレーションして二重幅を決定する必要があります。

二重切開で目の開きも改善できますか?

目の開きを改善する場合、通常は挙筋腱膜前転つまり、眼瞼下垂の手術が適しています。ただし、お目元の状態によっては、二重を作成するだけで黒目が大きくつまり目の開きが良くなることもあります。カウンセリングにて医師に相談してください。

二重全切開後、軟膏はいつまで塗った方が良いですか?

通常は、抜糸までの期間は塗布していただいております。傷の状態によってはその後も塗布が必要な場合がありますので、医師に確認してください。

部分切開法と全切開法どちらが良いですか?

部分切開法は切開を行う手術方法であり、全切開法の傷口を小さくしたバージョンと言えます。全切開法に比べると、部分切開法では内部の処理が限られた範囲しか行えません。そのため、確実性に乏しいとされることもあります。また、術野が小さいため、出血が起こった場合に止血が難しく、逆に腫れが強くなることも考えられます。 全切開法と比較すると、傷の長さが短いという点では部分切開法は優れているように思えますが、切開部と非切開部の食い込みの程度が異なるため、不自然さが出る場合があります。 したがって、当院では全切開法で行っております。

切開法で作った二重を元に戻すことは可能ですか?

切開法のメリットは、強力な固定で長持ちする二重が形成できることです。ただし、この方法で作られた二重を元に戻すには再び切開手術が必要となります。確実に手術前の状態のようにもとに戻すことは難しいことがほとんどです。

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